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高濃度ビタミンC点滴によるがん治療のメカニズム

2018.03.12

がん予防にはさまざまな方法がありますが、ビタミンCの摂取ががんに効果があると言われているのはご存知でしょうか。美白効果やアンチエイジングとしての効果があると言われるビタミンCの、がん治療に対する基礎知識についてお伝えします。

高濃度ビタミンC点滴によるがん治療

30年以上前から、ビタミンCのがんに対する有効性については言及がされていました。しかし、その時点でははっきりとした研究結果が得られず、ビタミンCががんに効くという説は否定的なものだったのです。しかし、研究が進んだ結果、高濃度のビタミンC点滴は腫瘍を破壊できる可能性があるということがわかってきました。

ビタミンCは私たちにとって、非常に身近にある成分です。果物や野菜に含まれ、いつでも気軽に摂取することができるもので、美肌にも効果的と言われていることで、意識して摂取している女性も多いでしょう。そんなビタミンCを高濃度に配合した点滴は、がん細胞を破壊すると言われているのです。がんの治療と言うと放射線治療が主流です。放射線治療は副作用も避けられず、身体的にも精神的にも負担の大きい治療法ですから、ビタミンCの点滴によって効果を期待できるのであればぜひとも利用してみたいものでしょう。

では、高濃度ビタミンC点滴はなぜがん治療に効果的と言われているのでしょうか?

基礎知識として、ビタミンCには強い抗酸化作用があります。この働き自体については知っているという人も多いでしょう。しかし、この抗酸化作用をより強いものにすることで、大量のフリーラジカルを取り除くことができるとされているのです。高濃度のビタミンC点滴は、非常に強い抗酸化作用を発揮します。

フリーラジカルは活性酸素と同じもの、と思っている人もいるかもしれません。しかし、この2つは異なるものです。基礎知識としてフリーラジカルについても把握しておきましょう。

通常、活性酸素と言われるものには、スーパーオキシド、ヒドロオキシラジカル、過酸化水素、一重項酸素が挙げられます。この中でフリーラジカルであるのは、スーパーオキシドとヒドロオキシラジカルのみです。そして、フリーラジカルには、もっとさまざまな種類があります。つまり、活性酸素と言われる物質と、フリーラジカルと言われる物質にはあくまで共通のものがいくつかあるということなのです。活性酸素の中にフリーラジカルがあるわけでも、フリーラジカルの中に活性酸素があるわけでもありません。

しかしながら、フリーラジカルも活性酸素と同様、人間の体の中で重要な役割を果たすものです。ですが、過剰に分泌されると動脈硬化やアルツハイマー、気管支ぜんそく、眼科疾患、がんなどを引き起こす原因となります。

このフリーラジカルを取り除くことが、高濃度ビタミンC点滴でできると言われているのです。さらに、ビタミンCにはコラーゲンの生成を促す作用もあります。コラーゲンの生成は壁を作りがん細胞を囲ってしまうということが可能になると言われています。

がん患者の栄養状態

がん治療において、高濃度ビタミンC点滴だけではがんが完全に治る、延命できるとは言えません。しかし、がん治療における化学療法や放射線療法は免疫力を低下させ、栄養状態も悪くさせてしまいます。がんの治療は副作用があり、食欲をなくしてしまうことがあります。吐き気や嘔吐といった症状があれば、食事もできなくなるでしょう。時には、食べ物のにおいや味で吐き気をもよおす、といったこともあります。

また、味覚が変わり、塩分などの調味料を苦く感じたり、反対に甘味を強く感じたりすることもあります。場合にはよっては、味を感じられなくなってしまうこともあるのです。さらには、食べ物を飲み込みにくくなったり、噛めなくなったりすることもあります。がんは腫瘍のせいではなく、栄養障害で死亡する例も少なくありません。大事なのは、がん患者の栄養状態の改善です。

■高濃度ビタミンC点滴でがん治療をするメリット
高濃度ビタミンC点滴の大きなメリットは、化学療法や放射線療法などによる副作用がほとんどないことです。一般的に、化学療法や放射線療法には副作用が起こることがあるとされています。すべての治療において起こるというわけではありませんが、髪の毛が抜ける、吐き気や嘔吐、口内炎、倦怠感、下痢、肌荒れ、さらには肝臓や腎臓への影響などもあります。食欲の低下も副作用の一つです。

がん治療のつらさは、この副作用にあると言っても過言ではありません。副作用を軽減する取り組みなどが行われているものの、すべてを取り除くということ自体は不可能と言えるでしょう。

高濃度ビタミンC点滴には化学療法や放射線療法などのような副作用はないとされています。ただし、副作用が全くないわけではなく、肝臓や腎臓の機能低下、腹水、などといった副作用も報告されているのは確かです。ただ、それらの副作用に対する対策方法も判明していて、解決することが可能とも言われているため、安心はできるでしょう。

また、高濃度のビタミンCを取り入れることで、細胞が活性化されます。その結果、倦怠感や疲労感、肩こりなどの症状の改善が期待できます。低下した食欲が向上することも、大きなメリットの一つでしょう。少しでも体が楽になることで、精神的にもいい影響が出ます。がん治療は精神的な影響も大きいものですから、高濃度のビタミンC点滴は体や心への負担が少ない優しい治療法と言えるでしょう。