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高濃度ビタミンCの点滴療法って?がん治療にも使われるビタミンC

2018.01.30

美容に良いとされるビタミンCですが、点滴をすれば最も効果があるのでしょうか。 がん治療にも効果があるという説もありますが、副作用がないのかも気になるものです。 それでは、実際にどのくらいの頻度で行うと効果が得られるのでしょうか。 また、効果があるまで続けるとなると、それなりに費用もかかってしまうはず…。 興味はあるけど、試してみるのはちょっと怖い…という方のために、どのような効果があるのか高濃度ビタミンCの点滴療法について見てみましょう。

効果あるの?高濃度ビタミンCが利用されている理由

高濃度のビタミンCの点滴が有効であると発表されたのは、おそよ30年以上前のこと。
ノーベル賞受賞者であるポーリング博士が、末期のがん患者の治療で効果があるとしました。
しかしこの発表は、すぐには効果が認められなかったのです。
それはビタミンCを内服していたために、必要な量が血液中の濃度に達していなかったためとされています。
ビタミンCの効果を調べるために、採血をして血中濃度によって測定する方法なのですが、このときには立証されなかったということです。

その後2005年にアメリカ国立衛生研究所は、ビタミンCの血中濃度を高くすると腫瘍に対して効果があると発表しました。
これは、以前の研究結果からすると驚愕の結果となりました。
そしてアメリカでは、高濃度ビタミンC点滴治療として研究が進められ、がんの治療に用いられています。
現在では、アメリカ国立研究所で標準的な治療として許可されています。

効果があるとするビタミンCには、抗酸化作用があります。そしてサイトカインが関係する炎症を調節することや、コラーゲンの生成をして腫瘍を囲い込むことができるのです。
この高濃度のビタミンCの点滴をするには、血中濡度を測定しビタミンの量を調節することが必要になります。
受ける病院によって異なりますが、高濃度のビタミンC15gの点滴からはじめ、少しずつ増量していきます。治療としては1回に50〜100gまで増量し、週に2回、3ヵ月間行うというサイクルで実施されているようです。
ビタミンCは、正常な細胞を傷つけることはないので、副作用もほとんど無い治療として行われています。
しかし、本来はがんの治療としては、手術や抗がん剤、放射線の治療を行っていくため、代替となる医療として取り入れられています。

高濃度のビタミンC点滴の実際は?

高濃度のビタミンC点滴療法は、がんの治療による効果が得られない方やがん治療の効果を高める目的、またその副作用を少なくするために行われています。
この治療の効果として注意しておきたいのは、がん組織の種類や進行の程度、治療を受ける人の年齢や体力、免疫力によって効果が変わってくるということです。

副作用がほとんどない治療のため、がんの種類によって治療ができないということもありません。しかし、糖尿病のある方は、点滴終了後数時間のあいだに血糖値が高くなることがあります。そのため、インシュリンの量に注意する必要があります。
また、赤血球膜の遺伝性による酵素異常がみられる方や、心不全、腹水、浮腫などがある方は点滴をすることでからだに負担がかかるため、できない場合があります。
医師によく相談してから、治療を受けることが大切です。

さらに高濃度のビタミン治療は健康保険の適用がされないため、治療や検査、処方にいたるまで自費での診療となっています。費用についてもしっかりと説明を受けてから行うことをオススメします。

この治療を受ける方のなかには、老化の予防で受けてみたいという人もいるのではないでしょうか。
ビタミンCは、シミやシワ、たるみやくすみ、免疫力のアップにも効果があるので、美肌を保つために高濃度のビタミンCの点滴を受ける方もいます。
ビタミンCの濃度によっては、抗アレルギーや抗ウイルスの作用もあるので、皮膚症状の改善や疲れがとれたという人もいるようです。

美容目的の場合には、1〜2週間に1回くらいでビタミンCを15〜25gほど点滴していきます。点滴の量によってかかる時間は変わってきますが、30分から2時間ほどかかることもあります。

高濃度のビタミンC治療は自費扱いで、その目的に応じてビタミンCの濃度や量がことなってきます。
そのため、しっかりと検査をしてから適切な量のビタミンCを点滴することが重要です。