ビタミンCが風邪予防に良いって本当? |
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ビタミンCが風邪予防に良いって本当?

2018.01.30

何となく、ビタミンCが風邪の予防になるというイメージを持っている方が多いかと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。 その真偽について調べてみましょう。

ビタミンCは風邪の予防に効果があるのか知りたい

ビタミンCが風邪に効果があると言われたら、ビタミンCを多く摂ろうと思うことでしょう。実際に1970年代にも、研究をした人がいましたが混乱を招く結果となりました。
その後2007年に、1日200g以上のビタミンCを風邪予防目的で継続的に摂取した場合と、風邪の症状が出てからビタミンCを摂取した場合で比較した研究があります。

この結果で風邪にかかるリスクは、ビタミンCを予防的に摂取しても、風邪症状が出てからビタミンCを摂取しても、あまり効果に差がないという結果になりました。
ここで、「ビタミンCは風邪予防に効果がないのではないか」という結論に至ります。

しかし、ここで続きがあります。
普段運動をよく行う選手や、寒さの厳しい環境下で生活する人を対象に絞り、1日250mg〜1gのビタミンCを継続的に摂取してもらう研究を行いました。

その結果、風邪になる確率が50%低下したのです。そして、同じ状況にある一般的な集団で試してみたところ、大人で8%、子どもで14%ほど、風邪にかかっている期間が短くなり、症状が悪化しにくくなることがあるという結果が出ました。

1970年代には効果が証明されませんでしたが、一定の条件下では効果が期待できる可能性があることがわかりました。
今後の研究によって、さらなるビタミンCの有用性が立証されていくかと思いますが、現時点ではしっかりと確立されていないのが現状です。


現状では、1日200mg以上のビタミンCを継続的に摂ることで、喫煙をする方や寒い地域での生活環境にある方などにとっては何らかの風邪予防があるということがわかっています。これはビタミンCのサプリメントでも、効果が期待できる可能性を示していますが、風邪症状が出てからビタミンCを摂取しても効果がないこともわかっています。

ビタミンCを多くとっても、効果があるわけではない理由

ビタミンCを多くとれば「もっと効果が期待できる」という訳ではありません。
確かにビタミンCを過剰に摂取したからといって、重い副作用が生じるわけではありませんが、何らかの症状が出ることもあります。
例えば、吸収されないビタミンCが消化管内にあると下痢や吐き気、腹痛、胃腸の障害を伴うこともあります。
そのため、適切な量を摂ることが大切になります。

そして、ビタミンCは大人と子どもで摂取できる上限の量が決まっています。19歳以上の成人では2,000mgまでとなっています。
またビタミンCのサプリメントは、その他の薬と相互的に作用することがあります。
そのため、サプリメントを飲むときは、医師に確認してから飲むことが大切です。

反対に、ビタミンCが不足するとどういったことが起こるのでしょうか。
ビタミンC欠乏による疾患の代表例として壊血病がありますが、これは何週間もの間、1日のビタミン摂取量が10mg以下となった場合です。
そのため先進国では稀となった病気ですが、食生活に偏りがある人は、まだかかるリスクのある病気とされています。

その他にビタミンを積極的に摂取した方が良いとされる人に、喫煙者が挙げられています。この理由は、喫煙をすることで酸化ストレスが増えるためであり、非喫煙者に比べて1日35mg多くビタミンを摂取した方が良いとされています。

基本的には健康的な食事から必要な栄養素を摂ることが推奨されています。
ビタミンCなどのサプリメントは、特定のビタミンなどの摂取量を増加させることができますが、食事に含まれるその他のビタミンやミネラル、食物繊維などは含まれていないこともあります。

ビタミンCは、柑橘系の果物や緑黄色野菜などに多く含まれているので、毎日の食事に少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。